初回でしたので、ちょっと詰め込みすぎの内容でした。今思うと、相当もったいない話です。それぞれ2時間かけてもらっても話し切れない内容を10分でお願いしてしまいました(すみません)
当然ながら相当オーバしましたが、内容は濃くなったのでよかったです。
■久保敦啓氏 「GitHubの使い方」
ソースの履歴管理のツールとして、サブバージョン(SV)やコンカレント・バージョンシステム(CVS)が良く使われていたが、動作が重かった。linuxの原作者がLinuxカーネルのソース管理を目的として「Git」を作った。メンテナンスは日本人(濱野純氏)がされている。
Gitを用いてプロジェクト管理を行うホスティングサービスがGitHubである。条件によるが無料で仕様可能。
複数人で共通のソースの部分部分を同時に修正しても不具合が発生しない。
<私見>
久保氏はご自分のオープンソース開発(MakeGoodやPieceFramework)に、実際に使われているため相当説得力がありました。リポジトリを公開するなら無料で使えるという価格体系もソフトウェアの発展を目指しているという意志が明確で好感が持てます。
■杉本啓氏 「これからの会計システム開発とFusionPlace」
会計業務という分野(ドメイン)の問題点は、経営者が必要とする「Planning & Reporting」が立ち遅れていること。情報発生元の業務(販売業務など)と財務会計のシステム化は進んでいるが、予算計画と経営報告ほとんどの会社がEXCELを駆使して人海戦術で対応しているのが実態。
システム化出来ない原因は、次の4点である。
1.会社ごと、部門ごとにやり方がバラバラ
2.業務要件が短期的に変化しやすい
3.1システムあたりのユーザ数が少ない(例外もある)
4.とにもかくにも、EXCELで何とかなっている
従来のシステム開発の方法では、費用面でもスピード面でも対応出来ない。それを解決するためメタモデル(リアルタイム多次元データベース)を作った。会計に特化しているため、ほとんどの要件がこのメタモデルの組み合わせで作り上げる事が出来る。そのツールがFusionPlaceである。
<私見>
いわゆるデータウェアハウスやOLAPツールの廉価版に見えますが、あえて汎用化を目指していない所がまったく違います。最近はやりのドメイン駆動言語(DSL)の実践例だとも言えます。会計処理であれば勘定科目にさえ分解して年度・版数などを持てばほとんどの事が出来るでしょう。そのアクセス方法を提供されているなら相当使いやすいツールだろうと思いました。
■渡辺幸三氏 「Xead Driverの紹介」
(資料なし)
DOAで設計した内容を画面から入力するだけで業務システムが出来るフリーツールの紹介。実際の内容は渡辺さんのページからダウンロードして使ってみてください。
このXeed Driverについて、私なりに位置づけを解説したいと思いますが、長くなりますので別エントリーとします。
■佐野初夫 「システム設計注意点-運用を考慮する①-」
運用を考慮した設計が出来ていないシステムが多い事を憂えて
・考慮しないとどういう事態が発生するか
・どういうタイミングで何をすれば良いのか
を説明した。
また、仮設ではあるが運用を考慮するとは
①人的処理(人間の操作)の考慮
②業務監視の考慮
③障害発生時の考慮
の3つをおさえれば良いという事を事例を交え説明した。
<私見>
最近、フォーマルメソッドだとか非機能要求グレードだとか現実離れした解決策が提唱されています。それだけ費用と期間をかけられるシステムが日本にどれだけあるのかなぁと思ってしまいます。作る側の論理でしかないでしょう。この3点だけ押さえればとりあえず破綻はしないだろうと考えています。
店を出たのは開始から4時間経過していました。その後も一部は夜の街へ・・・
当然ながら相当オーバしましたが、内容は濃くなったのでよかったです。
■久保敦啓氏 「GitHubの使い方」
ソースの履歴管理のツールとして、サブバージョン(SV)やコンカレント・バージョンシステム(CVS)が良く使われていたが、動作が重かった。linuxの原作者がLinuxカーネルのソース管理を目的として「Git」を作った。メンテナンスは日本人(濱野純氏)がされている。
Gitを用いてプロジェクト管理を行うホスティングサービスがGitHubである。条件によるが無料で仕様可能。
複数人で共通のソースの部分部分を同時に修正しても不具合が発生しない。
<私見>
久保氏はご自分のオープンソース開発(MakeGoodやPieceFramework)に、実際に使われているため相当説得力がありました。リポジトリを公開するなら無料で使えるという価格体系もソフトウェアの発展を目指しているという意志が明確で好感が持てます。
■杉本啓氏 「これからの会計システム開発とFusionPlace」
会計業務という分野(ドメイン)の問題点は、経営者が必要とする「Planning & Reporting」が立ち遅れていること。情報発生元の業務(販売業務など)と財務会計のシステム化は進んでいるが、予算計画と経営報告ほとんどの会社がEXCELを駆使して人海戦術で対応しているのが実態。
システム化出来ない原因は、次の4点である。
1.会社ごと、部門ごとにやり方がバラバラ
2.業務要件が短期的に変化しやすい
3.1システムあたりのユーザ数が少ない(例外もある)
4.とにもかくにも、EXCELで何とかなっている
従来のシステム開発の方法では、費用面でもスピード面でも対応出来ない。それを解決するためメタモデル(リアルタイム多次元データベース)を作った。会計に特化しているため、ほとんどの要件がこのメタモデルの組み合わせで作り上げる事が出来る。そのツールがFusionPlaceである。
<私見>
いわゆるデータウェアハウスやOLAPツールの廉価版に見えますが、あえて汎用化を目指していない所がまったく違います。最近はやりのドメイン駆動言語(DSL)の実践例だとも言えます。会計処理であれば勘定科目にさえ分解して年度・版数などを持てばほとんどの事が出来るでしょう。そのアクセス方法を提供されているなら相当使いやすいツールだろうと思いました。
■渡辺幸三氏 「Xead Driverの紹介」
(資料なし)
DOAで設計した内容を画面から入力するだけで業務システムが出来るフリーツールの紹介。実際の内容は渡辺さんのページからダウンロードして使ってみてください。
このXeed Driverについて、私なりに位置づけを解説したいと思いますが、長くなりますので別エントリーとします。
■佐野初夫 「システム設計注意点-運用を考慮する①-」
運用を考慮した設計が出来ていないシステムが多い事を憂えて
・考慮しないとどういう事態が発生するか
・どういうタイミングで何をすれば良いのか
を説明した。
また、仮設ではあるが運用を考慮するとは
①人的処理(人間の操作)の考慮
②業務監視の考慮
③障害発生時の考慮
の3つをおさえれば良いという事を事例を交え説明した。
<私見>
最近、フォーマルメソッドだとか非機能要求グレードだとか現実離れした解決策が提唱されています。それだけ費用と期間をかけられるシステムが日本にどれだけあるのかなぁと思ってしまいます。作る側の論理でしかないでしょう。この3点だけ押さえればとりあえず破綻はしないだろうと考えています。
店を出たのは開始から4時間経過していました。その後も一部は夜の街へ・・・